ご注意ください!ウイルスや情報漏えいと誤認させ、
電話を掛けさせて騙す、悪質な「サポート詐欺」が急増しています。
被害に遭わないために
- 「トロイの木馬に感染しました」
- 「個人情報が流出しました」
- 「ウイルスに感染しています」
- 「今すぐサポートに電話してください」
※マイクロソフト公式サイトより。警告画面はあくまで一例です。
これらは全て詐欺です!
表示されている電話番号に電話を掛けないでください!
詐欺広告に遭遇したら
慌てない
詐欺広告や詐欺サイトは、音が出たり大きくポップアップするなど、不安を煽るように作られています。まずは落ち着いて対応しましょう。むやみにクリックしないでください。
電話を掛けない
「サポートセンターはこちら」「個人情報が流出しました」など、恐怖を駆り立てる文面とともに電話番号が表示され、電話を掛けるよう誘導してきます。
しかし、電話先は詐欺業者であり、巧みに情報を収集したり、支払いを強制してきます。絶対に表示された番号に電話を掛けないでください。
公式のサポート窓口や消費生活センターに相談
警告画面に表示されるサポートの電話番号は詐欺ですので、信頼のおけるサポート窓口や、消費生活センター、パソコンの知識が豊富な知り合いなどに連絡しましょう。
リンクをクリックして個人情報を入力したり、電話を掛けたりしていなければ情報やお金をだまし取られることはありません。
ページが消せなくなったら
サイトや広告によっては、ブラウザに負荷をかけて閉じることができない場合や、戻るボタンが使えない場合があります。慌てずに「Ctrl + Alt + Delete」を同時に押して「タスクマネージャー」をクリック、開いているブラウザのアプリを右クリックして終了しましょう。
サポート詐欺の仕組み
サポート詐欺の仕組みが分かっていれば、騙されずに対応できます。
1.警告画面の表示
正規サイトを装った悪質なリンクや、ブロック機能をすり抜ける詐欺広告を通して警告画面を表示します。
戻るボタンが使用できないようにブラウザに負荷をかけたり、ポップアップが出現する場合もあります。
2.電話番号を表示
パソコンを保護・修復するためと称して電話番号を表示し、電話を掛けさせます。マイクロソフトやMicrosoft Defenderと表示されていることもありますが、公式の電話番号ではありません。
3.偽のサポートセンターが対応
電話を掛けてしまうと、サポートセンターを騙る詐欺業者が、診断を行うという名目でリモート操作ソフトウェアを入れさせるなどして勝手に操作を行います。コマンドを入力するなど怪しい動作のあとで、「ウイルスに感染している」と偽の診断を行うなど不安を煽ります。
4.金銭の要求
コンビニで販売しているプリペイドカードや、クレジットカードの番号を要求します。
「番号が違う」などと言って購入させ続け、結果的に数万〜数十万円を騙し取ります。
不安だと思ったら
ウイルス対策ソフトや詐欺対策ソフトは、怪しいリンクやウイルスからパソコンを守ることができます。しかし詐欺業者に電話をしてしまうと、怪しいソフトウェアを入れられるなど、対策ソフトでは防げない被害が発生します。
詐欺サイトや詐欺広告は、マイクロソフトや実在する会社の名前を騙り、あたかも本物のサポートであるかのように偽っています。少しでも「おかしい、不安だ」と思われた際には、パソコン市場にご相談ください。