パソコンを選ぶときに記載されているメモリ容量。
どのように違い、どう選べばいいのかをご説明いたします。
そもそもメモリとは?
メモリとは、パソコンの中で一時的にデータを記憶する装置のことです。
パソコンにおけるメモリの役割は「作業台」に例えられることがあります。

作業台が広い(=メモリ容量が大きい)と様々な作業を並行して行えます。作業台が狭い(=メモリ容量が小さい)と作業ごとに片付けの必要があるため、作業に時間がかかります。 つまり、メモリの容量によって、作業効率が変化します。
メモリの役割
メモリは、パソコンの処理において中心的な役割を果たすCPUと、データ保存を行うストレージの間でデータを受け渡しする役割です。

パソコンに使用されているメインメモリは、電源を供給している間しかデータを保存できない「揮発性メモリ」と呼ばれるものなので、ストレージのようにデータを常に保持しておくことはできません。作業中に使っている情報を一時的に保存しておく場所なので、容量が大きいほど作業のスピードが上がるというわけです。
多いとどうなる?
例えば、メモリを4GBから8GBに変更すると、メモリ容量自体は2倍となります。
しかし、パソコンを使用するにあたっては、常に必要となるメモリ容量があります。OSシステムを動かすためのメモリ使用量は基本的に一定なので、実際に使用できるメモリ容量は5倍の違いとなる場合もあります。

足りないとどうなる?
メモリの容量が足りなくなると、パソコン自体の動作が遅くなります。
たくさんのページを開いているうちに動きが悪くなったり、高画質な画像データを編集しようとしたときにパソコンがフリーズしたりしてしまうのは、作業内容に対してメモリの容量が足りないからかもしれません。

最大容量は?
メモリの容量は、CPUやOS、マザーボードによって制限されます。
一般的に販売されているノートパソコンのメモリ容量は4GB〜16GBです。
クリエイターによる4K動画編集や、製図や設計に用いる3DCADソフトを使用する場合には、32GB以上のメモリを搭載できるパソコンを使用することもあります。
たくさんのウィンドウを開いたまま操作したり、複数のソフトウェアを同時に立ち上げるような使用方法であれば、メモリ容量が大きいほど操作がスムーズになります。

各OSの必要メモリは?
Windowsを使用するのに必要なメモリは、「システム要件」として定義されています。
OS | 最低必要メモリ |
---|---|
Windows 10 (64 bit) | 2GB |
Windows 11 | 4GB |
Windows 11 の必要メモリは4GBですが、推奨は8GBとなっています。Windows 10 に比べてOSが使用する容量が増えたことで、快適に使用するための要件が上がっています。
用途別必要メモリ容量
4GB
インターネット閲覧、書類作成
簡単な書類作成や動画視聴など、1つずつ作業を行う分には問題ありません。
8GB
写真管理、複数ソフトの起動
複数のデータを扱う場合や、音楽を再生しながら作業をする場合も安心です。
16GB
動画編集、ゲーム
一般的な動画編集やDTM、ゲームなどの推奨環境は16GB程度であることが多いです。
32GB
高度なプログラミングなど
処理に負荷のかかる作業を行う場合は、メモリ容量が多いほどスムーズに行えます。
パソコン市場での購入割合
パソコン市場では、様々な機種のパソコンを取り扱うことから、搭載メモリについても様々です。ご自身の用途に合ったパソコンをお選びいただくためにも、メモリ容量にも注意して選んでみてください。

メモリは自分で増設できる?
メモリの増設は、機種や状態によりますが自分で行うことも可能です。メモリは規格や種類が多種多様ですので、機種や規格に合ったメモリをお使いください。
注意!
お客様ご自身でメモリ増設等の改造行為を行うと、メーカー保証や中古商品保証の対象外となります。故障の恐れもあるため、換装や増設を行う際には自己責任の上、十分注意してください。
メモリ増設もおまかせあれ!
パソコン市場では、対象商品に有償オプションとしてメモリ増設をご用意しております。各商品ページからご確認いただけます。
技術者により各パソコンに合ったメモリを選別し増設を行い、徹底した動作検証のもとお届けいたしますのでご安心ください。
用途や予算に合わせて、ぜひ増設もご検討ください!
お持ちのパソコンもSSDに換装!
パソコン市場では、パソコン購入時だけでなくお持ちのパソコンのメモリ換装も承っております。
パソコン市場店舗へのお持ち込み、または配送をお選びいただけます。まずはお気軽にお問い合わせください!