そのパソコン大丈夫? 安すぎる商品には気をつけよう!
非正規品の Windows・Office にご注意ください。
Yahoo!ショッピングや楽天などのECサイトで、安すぎるパソコンを購入したものの、正常に使えずにお困りの方からのお問い合わせが急増しています。安すぎるパソコンには、価格を抑えるために非正規品の WindowsやOffice がインストールされている可能性があります。
こうした非正規品は、悪質な業者によって販売されており、購入したにもかかわらず数ヶ月後に使用できなくなるWindowsや、他国語版を日本語版と偽って販売されているものがほとんどです。また、ウィルスが混入していたというケースもあります。
非正規品によるトラブルに巻き込まれないように、代表的な被害例、非正規品の見分け方、正規のご購入方法をご紹介します。
代表的な被害例
代表的な被害例は下記のとおりです。いずれも購入したが利用できなくなるというケースです。
- 正規のプロダクト キーが発行されていないため、パソコンの初期化後の認証ができなかった。
- 不正なプロダクト キーだったため、すでにそのプロダクト キーの無効化の処理がされていて認証できなかった。
- プログラムをダウンロードして入手するよう指示があり、ダウンロードしてインストールしたところ、ウィルスが混入していた。
ご注意ください
著作権者であるソフトウェアメーカーは、使用許諾条件に基づいてソフトウェアのライセンスを提供しています。もしライセンス違反があった場合、【使用者】に多額の損害賠償金などを請求する場合があります。
非正規品の見分け方
非正規品によく見られる特徴として、相場より極端に安い価格で販売しているという点が挙げられます。ソフトウェアを単体で購入した場合、通常でしたら下記の参考価格がかかります。
参考価格(単体ソフトウェア購入金額):
- Windows 10 Home
- ¥19,360
- Windows 10 Pro
- ¥28,380
- Office Personal 2019
- \32,784
- Office Home & Business 2019
- ¥38,284
当社は、Microsoft社から各ソフトウェアの提供を受けていますが、それでもMicrosoft オフィス搭載パソコン(タブレットを除く)は3万円台からが価格設定の限度となります。
1万円~2万円で販売されているオフィス搭載パソコンは、非正規品の可能性が非常に高いと考えられます。
その他の見分け方:
- WindowsのCOA(ライセンス)シールが貼られていない。
- 他国語版がインストールされている
- CDやDVDなどの記録メディアが添付されている
※Office 2019、Office 2016などにはメディアが添付されておらず、インターネット上からファイルをダウンロードしてインストールするようになっています。 - ソフトウェアがマイクロソフトおよび正規の販売代理店以外のサイトからダウンロード提供されている
正規品のWindows・Officeがインストールされた中古パソコンご購入方法
マイクロソフト認定再生PC事業者が販売する再生パソコンは、マイクロソフトが提供する正規のソフトウェアで中古パソコンを再生しているため、安心してご購入いただけます。中古パソコンはマイクロソフト認定再生PC事業者からご購入ください。
ご注意ください
非正規ソフトをインストールした中古パソコン販売するECサイトにおいて、「マイクロソフト認定再生PC事業者」と偽って表記している企業があるようです。日本におけるマイクロソフト認定再生PC事業者は私たち株式会社メディエイター(パソコン市場)を含む7社のみとなりますのでご注意ください。
対象となる企業はMicrosoft公式サイトからご確認いただけます。
非正規品を発見された方は
非正規品の販売を発見された方は、以下の窓口までご連絡ください。
- ACCS 情報提供窓口:http://www2.accsjp.or.jp/piracy/
- BSA 情報提供窓口:http://www.bsa.or.jp/report/index.html
- マイクロソフト情報提供窓口:https://www.microsoft.com/ja-jp/howtotell