プログラミング教育が必修化になったり、パソコンを使った授業がこれから増えたりすることから、パソコンはいまや、学生生活に無くてはならないものとなりました。一口にパソコンといっても様々な種類があるので、どれを選んでよいか分からないですよね。
そこで本記事では学生さん向けパソコンの選び方、おすすめパソコンをご紹介します。
小・中学生向け パソコンの選び方
教育ICT環境を整備するため、「1人1台端末」の整備が進みました。コロナ禍によりオンラインやデジタルを使用した環境の必要性が急速に高まったことからも、現在では各学校への整備がほぼ完了しており、今後も学校でICTの活用機会が増えていくことが見込まれます。
主な用途
- パソコン操作に慣れる
- パソコンの操作に慣れておくと作業効率が上がります。進学や将来のことを考えると、早い段階で慣れておく必要があります。
- プログラミング
- 小中学校ではプログラミング授業が必須となりました。ゲームのように楽しみながら学べるコンテンツが増加しています。
- オンライン授業
- 学校によっては端末の持ち帰りができない場合もあり、オンライン授業にパソコンが必要になる可能性があります。
- 自由研究
- 夏休みに自由研究として調べ学習や探求を行い、その成果をパソコンを使ってプレゼンや文書として発表することもあります。
選ぶポイント
- サイズ
- 11〜14インチであれば、コンパクトで動かしやすく、お子様の手でも使用しやすいです。見やすさを重視するなら15.6インチの液晶もオススメです。
- 性能
- 使用用途によりますが、一般的なプログラミングやブラウザ使用なら、CPUはIntel Core i3相当以上、メモリは4GB以上であれば十分活用できます。
- タッチパネル
- タッチパネル搭載機種を選ぶと、キーボード操作を覚えるまでの間もパソコン操作ができるため、初めてのパソコンでもすぐに使い始められます。
- 頑丈さ
- 最近のパソコンは薄型軽量化が進み、お子様が不意にぶつけて故障してしまうなんてことも。堅牢性の高いものを選ぶと安心です。
高校生向け パソコンの選び方
令和7年度からの大学入試科目に「情報Ⅰ」が追加されることが話題になりました。「情報Ⅰ」ではプログラミングやネットワークといった基礎知識を学びます。パソコンのスキルは社会の必須項目となっており、早くからパソコンを使った作業に慣れておく必要があります。
主な用途
- プログラミング学習
- 統計データの活用やプログラミングといった内容を、授業の中で高校生もしっかり学びます。自宅での復習にもパソコンが必要です。
- 発表資料の作成
- 総合的な学習の時間や、普段の授業内の発表においても、パソコンを使ってプレゼン資料を作成することがあります。
- デジタル講習
- 学校や塾によっては、普段の授業のなかでもデジタル教材を使用する場合があります。オンライン講習や講習動画も増えています。
- 画像・動画編集
- 友だちと撮った写真や学校行事の動画などを編集してシェアするのも、パソコンなら作業しやすくスムーズに行えます。
COMMENT
学校ではノート替わりにタブレットでメモをとっていますが
資料を作ったり、作業をするときはパソコンが断然速いです。
モバイルPCを使っていますが、机も広く使えて便利です。
選ぶポイント
- サイズ
- 持ち歩かず自宅で使用するなら、15.6インチのパソコンだと映像やデジタル教材もしっかり大きな画面で確認することができます。
- 性能
- オフィスなどのソフトなどを快適に使用するためには、CPUはIntel Core i5相当、メモリは8GB以上をオススメします。
- SSD
- 起動や動作の速いSSDなら、帰宅後や休日もすぐに使い始めることができます。容量は240GB以上あれば教材や画像などの保存に困りません。
- WEBカメラ
- WEBカメラ付きなら、オンライン授業もスムーズに受けられます。イヤホンやマウスをBluetooth接続したい場合には、内蔵機能を確認しておきましょう。
大学生向け パソコンの選び方
大学では、レポートを作成したり資料を確認したりと、パソコンを用いることが多くあります。BYOD(Bring Your Own Device:自分用のデバイスを持ち運ぶ)を進めている大学も増えており、自宅でも学内でも場所を選ばず使えるパソコンが重要となってきます。
主な用途
- オンライン授業
- スマートフォンでもオンライン授業の受講は可能ですが、資料や映像を大きい画面で確認するためにも、パソコンがあると便利です。
- レポート作成
- 授業レポートや、研究結果を集計する際などは、キーボードがあると入力がしやすく作業効率が大幅にアップします。
- 履修登録
- 履修登録や大学ポータルサイトへのアクセスにも、パソコンがあると便利です。履修講義の比較には大きな画面が役立ちます。
- 就職活動
- 就職活動にもパソコンが必要になっています。オンライン面接や、エントリーシート作成などパソコンでの作業がほとんどです。
COMMENT
自宅でも学校でも使うので、持ち歩きしやすい、軽量な
パソコンを選びました。外出先だと電源がないことも
多いので、バッテリー駆動時間も外せないポイントです。
選ぶポイント
- サイズ
- 大学や図書館、カフェや自宅と持ち運びが多いのが大学生の特徴です。13〜14インチのパソコンを選べば、軽さと液晶の見やすさを両立できます。
- 性能
- 必要なソフトやブラウザを快適に使用するためには、CPUはIntel Core i5またはIntel Core i7、メモリは8GB以上をオススメします。
- SSD
- 起動や読み書き速度の速いSSDを搭載しているパソコンなら、ちょっとしたスキマ時間にも作業が行えます。240GB以上なら安心して使えます。
- マイクロソフトオフィス
- レポート作成やプレゼン発表に便利なMicrosoft Officeは無料で使用できる場合があります。各大学の情報ページを確認し、お得に活用しましょう。
COMMENT
元々家族共用のタブレットを使っていましたが、
進学に合わせて本人専用のパソコンを買うことにしました。
パソコンはできることが多いので、創造力が広がりそうです。